介護職員等によるたん吸引等研修
6月12日、13日に「介護職員などによるたん吸引等の実施のための研修指導者養成研修」に参加させていただきました。
1日目はさまざまな講師の方から、それぞれ喀痰吸引、経管栄養のケア実施について、安全管理体制とリスクマネジメントについて、コーチング技法について、研修カリキュラムについて等たくさんの内容を学ばせていただきました。
私はこの研修に参加するまでは、吸引や経管栄養の指導についてあまり深く考えず、安易に考えていました。しかし、それぞれ研修を何時間か受けた後、実技のテストがあり、実技のテストも1回ではなく、何回か受ける必要があり、そのうちの何回以上合格しなければならないという、とても厳しい基準が定められている事を初めて知りました。しかも、細かいチェックリストがあり、その手順をひとつでもとばしてしまうと、不合格になってしまうという難しいテスト内容でした。初めは、なぜこんなに厳しいんだろうと思いましたが、喀痰吸引も、経管栄養も手技を少し間違えると、命に関わるものです。厳しいのは当然だと思いました。
しかし、慣れてくると吸引も、経管栄養も自己流にやってしまいがちです。改めて、基本に忠実に行うことの大切さを学ばせてもらいました。また、コーチング技法では、研修効果を上げるための指導方法と、講義、演習の指導上の留意点を学ばせていただきました。私は人に何かを教えたり、指導することが苦手なので、具体的な指導の仕方を学ぶ事ができ、とても勉強になりました。
2日目は、心肺蘇生とAEDの取り扱いについて、経管栄養のケア実施について、喀痰吸引のケア実施についてをそれぞれ演習させてもらいました。心肺蘇生とAEDの取扱いについては、実際に経験はあったのですが、講義を受けるのは久しぶりだったので、復習という意味でもとても勉強になりました。また、心肺蘇生の方法は、何年か前に受けた時とは少し手順が変わっていました。やはり、定期的に技術や知識の復習、新たな知識を身につけていく必要があるなと感じました。
喀痰吸引、経管栄養のケア実施については、基本的な手順を振り返るいい機会となりました。また、指導時のポイントとして、どうしてこの場面でこの処置を行う必要があるのか、その根拠を伝えたり、また根拠を知るには解剖学的な知識がないと根拠に結びつかないと感じました。手順通りに手技を身につけるには、ただ頭に手順を詰め込むだけでは身につきにくく、その根拠を伝えることで次に何を行うのかが明確になると改めて感じました。指導者として、今回学んだことを指導に生かしていけたらと思います。また、今後の自己の看護技術を再確認するとてもよい機会にもなったため、今後、自分がご利用者様に実施する時にも、今回学んだ技術を生かしていきたいと思いました。
コメント
研修に参加する度に、知識も技術もどんどん進化しているんだなと痛感します。
新しい介護技術を覚えても、古いやり方が染み込んでいるので頭と体がチグハグな動きをしてしまうことがあります😅けれど命に関わる場合それではいけないのでしつこくしつこく繰り返し行う実習となるのでしょうね。
喀痰吸引実習私も本当に勉強になりました。
お世話になることがあるかもですのでその節はよろしくお願い致します🙇
「慣れてくると自己流になりがちですが、基本に忠実にが大切」という言葉に、介護の現場でも言えることだと思いました。
いろいろと教えて頂きたいです。
新しい知識を得るって本当に大切ですね!アップデートですね!
指導できる職員がいることは本当に心強いです☺️
喀痰吸引や経管栄養の指導者として改めて工程を学べた事、良かったです。
リスクを伴う大切なお仕事となります。
今後の活躍が楽しみです。よろしくお願いします。
指導者研修お疲れ様でした!