彼女は、弊社が誇る優れた介護観と技術を持ち合わせた一人であり、 統括主任を任せております。 そんな彼女から先日 衝撃の一言 「退職します…」 理由は、父親の介護をしないといけないということでした。 現在、頻繁に吸引が必要な状態らしく、 病院から一日に何度も呼び出され、 病院の看護師に 「すぐ来てくれないと困ります!」 と怒られる日々 彼女自身も相当参っていました。 責任感と優しい心を持った彼女は、 一人でこの問題を抱え込もうとしたのです。 彼女はこの会社が大好きです。 辞めたいわけがありません。 しかし 父親も自宅に帰ることを望み、 彼女自身もそれを支えたいという… 私たちはプロとして在宅で介護するご家族様の大変さや苦労を本当に理解する必要があります。 2,3か月では終わりません。 その間の収入は? 自分の人生は? それが10年以上も続くかもしれません 冷静に考えれば無理なんです。 そのような状態で1人で見ていくということは。 このような仕事をしながらそんなことも分からないぐらい追い込まれていました。 この業界で働くものとして積極的な介護サービスの利用を促す必要があります。 プロとして本当に在宅で介護するという大変さを理解し、 その上でサービス利用を促さなければいけません。 たまたま弊社の老人ホームに空きがあり、 現在入居する方向で話を進めています。 最初は、空きがあっても 「自宅で介護する!」 と言い張っていましたが、何とか私の言葉に耳を傾けてくれました。 自宅に帰れるなら一緒に帰ればいいし、 お昼ご飯も一緒に食べればいい。 介護離職する必要なんてないのです。 それと、冒頭でも説明しましたが、 彼女は弊社で最も優れた介護観と技術を持っています。 そして、誰もがそれを認めています。 そんな優秀な彼女ですが、 私からの唯一のミッションをまだ達成することができていません。 それは、人を残す(育てる)こと。 私の好きな言葉の中で後藤新平の 「財を遺すは下、事業