自分だったら・・・☆

ある日の午後、有料フロアからご利用時様と職員の会話が聞こえてきます。

それはおやつ時、

「○○さん(ご利用者様)、おやつのどら焼きです。」

このどら焼きは、離れて暮らす娘様がご本人様の為にと持ってきてくださったもの。
娘様は忙しく、なかなか会いに来ることは出来ません。

そのどら焼きを「ありがとう!」と笑顔で受け取り、

そして、

「あんたも半分食べるか?」

と自然に職員に聞くご利用者様。

正直、すごいと思ってしまいました。
でも、このご利用者様にとっては当たり前のことなんですね。
認知症が進行し、その生活のほとんどに介助が必要になっても、相手への思いやりや気遣いは忘れない。
これはもう、身に沁みついているものなんですね。

自分だったら・・・。


「ありがとう。」はかろうじて言えるかもしれませんが、すかさず1人でムシャムシャとどら焼きを食べることでしょう"(-""-)"

何なら、「もうないの?」と聞くかもしれません(@_@;)

今から変えることは出来るのか、自分。
不安しかないぞ、自分・・・(;・∀・)










コメント

そうむヘルパー さんの投稿…
ほんとに 微笑ましい光景ですね。
ご利用者様の生きて来られた人生を感じます。
自分だったら…考えさせられました。
匿名 さんのコメント…
優しいご利用者様の言葉にグッときちゃいます。
いつもご利用者様方を見ていると、年をおいた時、本当の姿が出るような気がします。
私の何年か後を想像すると、怖〜い。(~_~;)
匿名 さんのコメント…
先日も、デイサービスでお茶をお出ししたら、はっきりした声で「ありがとう」と私の顔を見てにっこりしていただけました。血圧測定の時もです。
ご病気が進行していても、相手への思いやり、心遣いができるご利用者様のように、歳を重ねていきたいと思いました。
介護職員 べーさん さんの投稿…
本当に将来の自分の姿を想像すると怖いものです。
人に気を使ったり思いやったり出来るのか…今の自分の思うままに生きていたら息子にも愛想つかされる事でしょう。今から綺麗な心のトレーニングします!!
なべサン さんの投稿…
感動しました。
このご利用者様は湧水オープン当初からお見えになりますが、当時からスタッフへの気使いは今も全く変わっていません。
手の甲にボールペンでメモを書いているのを見ると必ず「体に悪いから紙に書かんとあかんよ!」「インクが体に混ざってまうで!」と、笑いながら子供を叱るように手をパンパンと叩かれました。スタッフを思いやる言葉に溢れている方です。
時々自分が認知症になったらと考えることがあります。
何が失われて、何が残るんだろう。
このご利用者様のような言葉が掛けられる生き方をしていきたいものです。

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