食事介護、排泄介護




先日、サンビレッジ国際医療福祉専門学校で開催された、食事介護、排泄介護のスキルアップセミナーに参加してきました。

食事介護では
1.摂食・嚥下のメカニズム
2.摂食・嚥下障害の症状や観察ポイント
3.安心、安全な食事に必要なこと
を学びました。

摂食・嚥下の解剖学的なことから、摂食・嚥下障害でみられる症状、食事形態、介助時の注意点など基本的な内容でしたが、知らなかった内容もあり、改めて学ぶことができました(*^^*)

あるご利用者様の食事場面の動画も見せて頂き、その方の食事場面を見て気付いたことをグループワークで意見を出しあいました。グループワークでは自分が気付かなかった意見も聞くことができ、勉強になりました。

また、トロミをつけた緑茶を飲ませて頂きました。トロミの飲み物は飲んだことがあったのですが、あらためて…おいしくない!強めのトロミがついていたせいか、目をつむって飲んだら何を飲んでいるのか味がわからないほど、おいしくなかったです。

これでは、ご利用者様のせっかくのおいしい食事も楽しくなくなってしまうなと感じました。難しいかもしれませんが、できるだけトロミの食事をとる期間を先延ばしにできる援助が出来たらいいなと思いました。

排泄の介護では、排せつの一連の流れと観察ポイントをグループワークで意見を出し合いました。尿意を感じてから、トイレに行き、排せつを済ませ、元の部屋に戻るまでの行動を細かく書き出してみると、すごくたくさんの動作を行っている事に驚きました。こんなに色々な動きをしているのなら、たとえ全介助が必要なご利用者様でも、この中の一つくらいならご自分で行えることもあるのではないかと思いました。ご利用者様の残存機能を生かす援助を行っていけたらなと思いました。

また、自然排便を促すための対策の中の一つに、便意を逃さずにトイレに行くというのがありました。ご利用者様のトイレ誘導はその方の排尿、排便パターンに合わせて行っており、その時に排便があると介助者である私もすごく嬉しくなってしまいます。便秘にならないためには、便意のチャンスを逃さない事!これがすごく重要だと改めて思いました。

また、尿失禁には
・腹圧性尿失禁
・切迫性尿失禁
・溢流性尿失禁
・機能性尿失禁
と4種類の尿失禁があるそうです。

このご利用者様の尿失禁のタイプはどれだろう?と考えるとトイレ誘導に関して、また今までと違う関わりが出来るのではと思いました。

3時間ほどの研修でしたが、とても充実した研修でした☆







コメント

介護職員 べーさん さんの投稿…
研修お疲れ様でした。トロミのお茶は私も飲んだことなかったです。ドロッとしてとても美味しそうには思えないし…勉強になりました。ありがとうございます。
匿名 さんのコメント…
お疲れ様です。
研修報告書を読んで改めて介護の1つ1つを見直してみたいと思いました。
私たちは普段「介護する側」の気持ちで動いているため、「介護される側」に立ってみることが大切なんだと思いました。
研修で学んだことをまた教えてくださいね。
あけみ さんの投稿…
研修お疲れさまでした。
なるほど、と思うことがたくさんあり、予防につながるケアをしていきたいと思いました。尿失禁にもいろいろあるんですね。勉強になりました。ありがとうございました😊
研修お疲れさまでした。
看護と介護の視点を持って働けるって素晴らしいですね。
これからも、ご利用者さまに寄り添って行ってください。
応援してます!
管理者のじじ さんの投稿…
お食事を楽しみにしてみえるご利用者様はたくさんみえますよね、美味しいもの召し上がっていただきたいです。ご利用者様の気持ちも考えていかないといけませんね。
介護主任 ゆきみ さんの投稿…
研修お疲れ様でした。介護職にとって とても大切な内容の研修ですね。
一人ひとりに合った食事形態が何故必要なのか 改めて気づかされたような気がします。
また明日から現場で役立てられるように頑張っていきましょう��
匿名 さんのコメント…
研修お疲れ様でした。
ご利用者様はトロミの飲み物を普通に飲んでみえますが、おいしくないんですね。
確かに、ドロドロの食事とかもおいしくなさそうですもんね。
そういう所もご利用者様の立場になって考える事が大切だとわかりました。
いちパートタイマー さんの投稿…
食事と排泄は人にとってとても重要な部分だと思っています。素晴らしい研修に参加されたんですね、お疲れ様でした。トロミ付のお茶は、私も飲んだことありませんでした…美味しくないんですね。私も一度試してみようと思います。改めて、ご利用者様の立場に立つことが大切だと気付きました。現場の中で、私たちにも研修で学んでいらっしゃったことを教えて頂けたら嬉しいです!
匿名 さんのコメント…
研修お疲れ様でした。強いトロミは美味しく思えないですね。楽しく食事をして頂けるようにしなくてはいけないですね。
なべサン さんの投稿…
研修お疲れ様でした。
高齢者の便秘は、食事や水分をおいしくいただいてもらう工夫をすることで、薬に頼らなくても便秘がかなり改善されると学んだことがあります。
水分を拒否される方に飲んでいただくことがとても難しく感じることがあります。
どうやったらおいしく摂取していただくことができるのか。その工夫を常に考えていくことが大切なんですね。
読ませていただきありがとうございました。
生活相談員 國枝 さんの投稿…
食事と排泄は生きていく中でとても重要な事です。その重要な事に介助が必要な方に対して、どうすれば快適に心地よく過ごしていただけるか、観察・考察が大切なのだと再認識しました。

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